課題を解決

クラウドネイティブにはソフトウェア型ロードバランサーが最適な理由とは? 〜 ユースケース別に見る優位性 ~(3/3)

2021/05/14

ユースケース 3 : 障害発生時の対応

最後に、ロードバランサーに障害が発生したケースを想定してみましょう。従来のActive-Standby構成のロードバランサーでは、障害発生時にStandby側に切り替わりますが、シングル構成のため緊急対応が必要になります。復旧作業は手作業で行われ、担当者が深夜や休日に呼び出されることもしばしばです。場合によってはメーカーや保守会社に、機器の交換や調査依頼が必要になることもあります。結果として、障害復旧まで数時間のリードタイムが掛かってしまいます。

それに対してNSX Advanced Load Balancerは、自動的に復旧処理を行うセルフヒーリング機能を備えています。具体的にはNSX Advanced Load Balancerのインスタンスに障害が発生した場合は、コントローラーが自動的に新しいインスタンスをデプロイすることで復旧し、運用担当者にメールで通知が送られます。障害発生から復旧までの時間を、わずか数分に短縮することが出来ます。

さらに、障害発生時やパフォーマンス悪化時の調査を想定して、比較しましょう。従来型のロードバランサーでは、コネクション数やスループットなど、ざっくりとしたパフォーマンス情報しか取得できませんでした。更に詳細な情報を取得したい場合は、ログの調査やパケットキャプチャなど面倒な作業が必要になります。当然、それらの情報の分析は人力で行わねばなりません。アプリケーション開発者がネットワーク担当者に調査依頼をしてから、回答まで数日を待たせてしまうこともしばしばです。

一方、NSX Advanced Load Balancerでは、アプリケーションの全てのトランザクション情報を、リアルタイムに分析・可視化するツールが提供されています。パケットキャプチャによるトラブルシューティングは必要ありません。リクエストとレスポンスのヘッダー情報の表示や、応答時間の悪化などの異常を検知することもできますし、過去ログから、特定のクライアント情報やエラーコードなどに絞って条件検索することも簡単です。ネットワーク遅延やアプリケーションの応答時間なども取得できるので、ユーザー体験に直結する、パフォーマンス悪化の原因特定が容易になります。加えて、クライアント情報やセキュリティの分析・可視化をおこなうことで、さらに適切なチューニングが可能となります。これらのツールを利用すれば、アプリケーション開発者自身が調査を行うことも可能です。その結果、ネットワーク管理者とアプリケーション開発者が協調して問題解決に取り組むことが可能になります。

このように、 NSX Advanced Load Balancer の導入によりセルフヒーリングによる自動復旧と、原因究明のシンプル化を実現できます。結果として、障害対応に要する時間を従来の41%にまで短縮することができます。

まとめ

ビジネス変革の原動力になるアプリケーションにとって、クラウドネイティブは欠かせない技術です。クラウドネイティブでは、アプリケーションに合わせた迅速なデプロイ、あらゆるスケールの環境に対応できる柔軟性、障害から自動復旧できる回復性、リアルタイムにログやメトリックを取得・分析する可観測性が、ロードバランサーにも必要となります。これらの特性は、リードタイムの短縮やコスト削減に繋がるだけでなく、ネットワーク担当者とアプリケーション開発者が、協調してビジネスの変化に立ち向かうことを可能にします。ヴイエムウェアは、NSX Advanced Load Balancerを通して、お客様のビジネス変革を支援します。


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