Azure VMware Solution も選択肢の一つに
Azure上でHorizonによるVDIを構成するためのソリューションは、Horizon Cloud on Microsoft Azureだけではありません。オンプレミスと同じVMware Horizon 8をAzure VMware Solution上に構築する選択肢もあります。
Azure VMware Solutionとは、Azure上でVMware のプライベートクラウド環境を提供するサービスです。オンプレミス環境の仮想マシンにほとんど変更を加えることなくAzureに持ち込んで利用することができるため、データセンターの移行や拡張といったユースケースでご利用いただくことができます。Microsoftから提供されているので、VMwareのライセンスを含む、すべての費用をAzure利用費として計上することができます。
Azure VMware Solution上にHorizon 8を構築すると、オンプレミス版のHorizon 8と同じ機能が利用できます。例えば短時間に大量の仮想マシンを展開したい場合、オンプレミスのHorizon 8と同様に、インスタントクローン機能を活用できます。一方、Horizon Cloud on Microsoft AzureはAzureのネイティブサービスなので、インスタントクローンの機能は利用できません。このように、クラウドに移行しても、オンプレミス版と同じHorizonの機能を利用したい方には、Azure VMware SolutionによるHorizonの構築がおすすめです。
Azure VMware Solutionと同等のプラットフォームとして、AWSでもVMware Cloud on AWSが提供されています。Horizon 8の基盤としてAWSを検討する場合は、VMware Cloud on AWSもおすすめです。
自社の要件に合わせた最適な選択肢を
Azure上で利用できるVDIソリューションの選択肢が増えている中、Horizon Cloud on Microsoft AzureはAzure Virtual Desktopを利用する上で、柔軟なユースケースに対応することができます。閉域網での利用、電源管理によるコスト削減、運用の簡素化などを実現するには、Horizon Cloud on Microsoft Azureがおすすめです。一方、オンプレミス環境のHorizonのクラウド移行や拡張には、Azure VMware Solutionも選択肢の1つとして検討できます。
弊社では、VDIの構築にあたり、Azure Virtual DesktopとHorizon Cloud on Microsoft Azureのどちらが良いのかという相談を良く受けます。そこで、お客様の要件に合わせて最適な要件を検証するワークショップを行っています。お客様やパートナー企業の皆様で、ご要望があればぜひ弊社までお問い合わせください。
またHorizon 8 on Azure VMware Solutionの構築について、弊社とネットワンシステムズ株式会社による共同検証を行いました。Horizon Cloud on Microsoft Azureとの比較を含め、検証結果をWebセミナーとして提供しておりますので、ぜひこちらからご視聴ください。
